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電話対応はどこまで外注できる?任せられる業務と依頼前の決め方

オフィスで電話受付を行うオペレーターと受付内容を整理するイメージ
目次
  1. 電話対応は一次受付から定型的な問い合わせまで外注できる
  2. 社内に残したほうがいい電話は「その場の判断」が多い
  3. 依頼前に決めるのは対応時間・回答範囲・引き継ぎ方法
  4. 個人情報を扱うなら委託先の管理方法まで確認する
  5. 最初は「電話を取る」部分から小さく切り出せばいい

電話対応を外注できる範囲を、一次受付・問い合わせ対応・予約受付・折り返し判断まで整理し、社内に残すべき対応や個人情報の扱い、依頼前に決める項目も解説します。

電話対応は、代表電話の一次受付だけでなく、用件の聞き取り、担当者への取り次ぎ、予約受付、よくある問い合わせへの回答まで外注できます。どこまで任せるかを決めるときは、「オペレーターがその場で判断してよい範囲」を先に整理することがポイントです。

一方、値引きの承認や個別の契約判断、専門知識が必要な回答など、会社としての判断を伴う対応は社内に残したほうが運用しやすくなります。最初から電話業務を丸ごと渡す必要はありません。

電話対応は一次受付から定型的な問い合わせまで外注できる

外注しやすいのは、対応ルールを決められる電話です。代表電話を受けて会社名・氏名・用件・折り返し先を聞く一次受付は、代表的な例です。担当部署への取り次ぎや、営業時間・店舗情報・手続き方法など、回答をあらかじめ用意できる問い合わせも委託しやすいです。

予約受付や注文受付も、空き状況や受付条件を外部から確認できる仕組みがあれば対象にできます。ECやサービス事業では、注文状況の確認、返品方法の案内、一次的な問い合わせ受付まで含めて切り出す方法もあります。

電話対応を外注するときの基本フロー

01
受電会社名や窓口名で電話を受ける
02
本人・用件確認氏名・連絡先・要件を聞き取る
03
定型対応決めた範囲はその場で案内する
04
エスカレーション判断が必要な電話を社内へ渡す
05
記録・共有受付内容と対応結果を残す

外注範囲を広げるほど、社内への電話転送や折り返しは減らせます。ただし、外部の担当者が参照できる情報と判断基準も増えます。効率だけでなく、情報管理と回答品質を含めて範囲を決めることが重要です。

データ処理も同時に負担になっている場合は、データ入力をどこまで外注できるかも確認すると、電話後の入力や記録まで含めた切り分けを考えやすくなります。

社内に残したほうがいい電話は「その場の判断」が多い

外注しにくいのは、マニュアルだけでは回答を決められない電話です。たとえば顧客ごとに条件が異なる値引き交渉、契約内容の変更、責任者としての謝罪判断、技術者による詳細説明などが当てはまります。

こうした電話まで無理に外へ出すと、オペレーターが毎回社内へ確認することになります。結果として顧客を待たせ、社内側にも確認作業が残ります。外注の効果を出すには、受付と判断を分けるほうが運用しやすいです。

外注しやすい電話と社内に残しやすい電話

外注しやすい

  • 代表電話の一次受付
  • 担当者への取り次ぎ
  • 予約・注文の受付
  • FAQで回答できる問い合わせ

社内に残しやすい

  • 値引きや契約の判断
  • 専門的な技術回答
  • 重大なクレームの最終対応
  • 例外条件の承認

判断が必要な電話でも、最初の聞き取りだけ外注する方法があります。「何が起きているか」「誰からの連絡か」「緊急度は高いか」まで整理して社内へ渡せば、担当者が電話を取りながら状況を把握する時間を減らせます。

依頼前に決めるのは対応時間・回答範囲・引き継ぎ方法

電話代行やコールセンターへ相談する前に、細かなマニュアルを完成させる必要はありません。まず、いつ電話を任せたいか、何を聞き取ってほしいか、どこまで回答してよいか、判断できないとき誰へ渡すかを整理します。

電話対応を外注する前に決めたい5項目

対応時間平日のみ・営業時間外・土日など
受付項目氏名・会社名・連絡先・用件など
回答範囲その場で答えてよい質問を決める
緊急時の連絡先優先して社内へつなぐ条件を決める
記録方法メール・チャット・CRMなど共有先を決める

特に見落としやすいのが「緊急」の定義です。顧客が急ぎと言った電話をすべて転送するのか、障害や事故など特定の条件だけ即時連絡するのかで、社内側の負担は変わります。開始前に例を数件出しておくと、認識を合わせやすくなります。

電話後の受付内容を社内システムへ登録するなら、その入力作業も別工程として考えます。入力先、必須項目、記録の期限、例外時の扱いまで決めておくと、電話受付と後工程の責任範囲を分けやすくなります。

個人情報を扱うなら委託先の管理方法まで確認する

電話では、氏名、電話番号、住所、注文情報などの個人データを扱うことがあります。個人情報保護委員会は、コールセンター業務について、安全管理措置、従業者の監督、委託先の監督に関する注意点を公表しています。

そのため、委託先を選ぶときは「個人情報を扱えますか」だけで終わらせず、アクセス権限、録音データや受付記録の保管、従業者への教育、再委託の有無、事故時の連絡手順などを確認する必要があります。委託元側にも、委託先を適切に選び、必要な監督を行う視点が求められます。

外部オペレーターに不要な情報まで見せない設計も有効です。受付に必要な顧客情報だけ参照できるようにし、契約情報や決済情報などは社内担当者だけが扱う、といった分け方ができます。

最初は「電話を取る」部分から小さく切り出せばいい

電話対応の外注では、最初からコールセンター業務を丸ごと移す必要はありません。まず代表電話の一次受付だけを切り出し、取りこぼしや作業中断を減らします。その後、問い合わせ内容を見ながら、定型回答や予約受付まで範囲を広げるほうが始めやすいです。

検討時は、1週間ほど「誰から、何の電話が、何件来て、社内で誰が対応したか」を記録すると、任せる範囲が見えやすくなります。記録した内容をもとに、まず一次受付だけを試し、社内への引き継ぎや回答品質を見ながら委託範囲を広げるか判断すると進めやすいです。

参考資料・出典

記事上で公開するURLは公的機関の情報に限定しています。

個人情報保護委員会ppc.go.jp

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